
歯磨きだけが、虫歯予防ではありません。(*^。^*) No.9
6月は、虫歯予防週間ということで、地域の子育てサロンから依頼があり、「歯の健康講座」を行いました。サロンは、だいたい1歳前後のお子さんを持つお母さんが気軽に集う場を地域で月に何回か開放している子育て支援の取組みです。今の保健行政サービスでは、歯に関するサービスは、1歳6ヶ月健診時での集団指導まで介入が義務付けられていません。
でも、赤ちゃんの歯は、6ヶ月ぐらいからはえ出し、1歳前ぐらいには誰しも「こんな手入れでいいのかしら?歯が白っぽい感じだけど大丈夫かな?歯ぎしりするんだけど?!」と生活の中での疑問が多く出てきます。そんなこともあって、最近の子育て支援の現場では、歯に関する話が聞きたいとの声が上ってくるそうです。むし歯を減らす目的の保健サービスと生活者としてのニーズにはギャップがあるということをしみじみ感じる今日この頃です。
さて、子どもをもつ親にとって、“口→歯→虫歯→歯磨き・おやつに気を付けなくっちゃ”と自然と連想するものです。が、漠然と、虫歯がないことが、いいことだと思っていませんか?虫歯がないに超したことはないのですが、虫歯の予防にこだわって、歯磨き、おやつなどの、決められた枠にはめることが、子どもの本来の成長を見失うこともあるのです。そして、親の過剰な負担にも。
ところで、「食べる」という行為は、何となく勝手に食べるようになると思いがちですが、これも「歩く」ことと同じような、成長・発達過程があるのです。子どもの全身の成長や発達に応じて、口の機能も発達します。その中で、はじめて歯の働きが生まれてきます。
虫歯がなくても、よく噛むことができない子、食べる意欲のない子を想像してみて下さい。虫歯だけにこだわるのではなく、子どもの成長や発達のために、よりよい食生活・生活を見直すことが、最終的に虫歯の予防につながっていくのです。そうです、虫歯も、生活習慣病の一つということです。
これから歯科衛生士であり母親である立場から、生活の中で、口の健康を保つための「子育て支援」として、どんな支援が必要なのかを、皆さんといっしょに考えていきたいと思っています。
2007.6.29 綾
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