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KWCの活動内容

歯科衛生士誌 News & Report 投稿

KWC合宿開催

去る10月22日、23日(土・日)の両日、KWCの合宿が三重県飯南郡飯高町のリバーサイド茶倉にて、ほぼ全会員数に近い21名の参加者によって行われた。

合宿

本合宿はKWCがヘルスプロモーションの普及を基本に活動を続けてゆく中で、3つに分けたチーム(SSS:ソリューションサポート,MHP:メデイカルヘルスプロモーション,PHP:パブリックヘルスプロモーション)が次々と事業活動をクリアにする度に次の課題を発見し、また新たな取り組みを重ね事業が山積する日常に、会員のリフレッシュと3チームの連携、各チームの課題と方向性の確認を目的に行われた。

開催に至る半年前より、実行委員会を立ち上げ、レクリエーションの部分は衛生士さんが、課題、方向性の部分はチームリーダーと理事が計画立案した。文元代表の発案でワークショップ形式で構成した合宿内容の立案には、担当者が寸暇を惜しんで参集し、特にリーダーと理事が参加した秋の口腔衛生学会では演題発表をこなしながら、合間にまでも合宿の組み立て会議が持たれる程の熱の入れようであった。

合宿での内容は、初日、赤井衛生士の絶妙の語りで身体をリラックスさせる呼吸法を全員で行い、指先から爪先まで徐々に力を抜く中、程なく眠りに落ち、いびきを掻くものが2名も出たほどであった。続いて自身を自然の一部、自分という自然と出会うことをテーマに野外に出て、山や清流に向かい、木の葉を観察する者、清流の流れを見つめ続ける者、草原に寝転んで青空と対峙する者、それぞれに自然の音や匂い、色彩や感触に自分を自然に溶け込ませていた。

合宿

充分自然を満喫した後は、屋内に戻って、自己内観の体験学習に移った。最初は全員がサークル形式に座り、このKWCに対する思いを語り、聞き入れ認め受容することでワークへの心の整理整頓と下準備を行った。

そして手法として自己内観を得るために、「大うそつき大会」が始まった。これは、「あなたはどんな職業の人ですか?」と言う問いに、自身がイメージする職種の人間になりきりイメージした様子を皆に語るものである。その後、それを受けたグループの人達が背後に回りその本人をさんざんこき下ろし、噂話や悪口をささやく。その評価から自分は実はどんな人間なのか、どんな風に見られているのかを振り返ることで、自己が持つ心の中を覗く機会を得るというワークである。「私はゴルゴ13です。・・・一発の弾丸が世界を変える。」「実は私は俳優です・・・。」等、この人がこんな事を語るのかと感心したり、見直したり・・・。大うそつきの中から、真実が見える。これも呼吸法〜自然との一体化を経験する経過の中から順次開放されてきた心の現れであると思われた。

合宿

日常から十二分に開放され、自分の仮面を剥ぎ取られ、裸同然となった夕食のバーベキューは瞬く間にお腹に収まり、待ちに待ったキャンプファイヤーに突入した。満点の星空の下、大きく燃える炎によってますます心は開放に向かってゆき、深夜0時まで歓談や討論と炎は絶えることが無かった。

合宿

施設の支配人も飛び入りしてのディスカッションでは、「この田舎が好きだ。でも既存のものに何時までも頼っていては、やがて消滅していってしまうので、自助努力の中でオリジナルな活性化を図っている」との話に大いに意を強くしたのであった。やがて自室に戻るも、話は尽きず、結局最後に残った5人は朝の5時まで討論を重ねた。

翌朝は8時より朝食をとり、9時からは各チームに分かれて、これからの各チーム事業の立案と計画作りのグループワークを行った。充分な時間をとってはいたが、まとまった形が出来るのに時間を要し、午後にまでもつれ込む協議となった。練りに練った各チームの事業が皆の納得の中で決定するのには、夕刻までを要した。人が解放され、共感し、受容され、そして協働してゆく過程をまるまる2日間、実体験した合宿となり、少人数の本会ではあるがいっそう固い絆により結ばれた事を実感し、思い思いのお土産を物色し帰路に就いた。しかし、列車の中でも実はまだ、合宿の延長つまり共有、共感、受容しっぱなしだったのである。

合宿

今回の合宿が成功に終わったのは、計画立案中から多くの人間で協議を重ね、広く意見を語り拾う事で、実は問題の中身というものまでも導き出せた点にある。問題点を理解し、共有する中でそれに関わる解決法(ワーク)をいくつも出し合い、実行への周到な準備をして、実際では参加者に問いかけ考えさせ、参画させ、支援もし、評価もあり、目指すゴールが明確にあったからであると感じる。

まさにミドリモデルで地域活性化の実践をしているような、愉快な2日間であった。